私が小学校の4年生くらいの話。

うちは祖母と同居していたんだけど、ある日、父の従兄、つまり祖母の甥が遊びに来た。
その伯父さん、小学校の校長先生をしていて、祖母の自慢の甥。
伯父さんの学校に、親が失業だかなんだかで極貧家庭で放置されている子供がいたらしい。
私と同じ年だったようで、いらない服なんかあったら分けてほしいと頼まれた。
地元の人からもらうと、「あれは○○さんちの寄付」とか言われるかららしいんだけど。
それで祖母が私の服を伯父に渡してしまった。

翌日、着替えようとたん笥を開けた私ビックリ
空っぽだったよ・・・
普段着から靴下、下着まで・・・
祖母は伯父にいい顔したくてそっくりあげちゃったのよ。
私に残されたのは、前日に着ていた服と、洗濯中だった服だけ。
母の知人からもらったフリフリのワンピースもお気に入りの服も根こそぎでした。
もともと私の服はほぼ姉や従姉からのお下がりで、数はあるけどどれもヨレヨレ
母の知人宅で大切に着られていた、我が家では絶対買ってもらえないような服ばかり。
私は大泣きして祖母を責めたけど、祖母は「困っている人に施すやさしさがないのか」と
逆切れして説教。
しばらくして伯父に遊びに行った時、極貧子ちゃんに偶然会った。
私の大事な服は普段着にされてヨレヨレだった。洗濯もされてなくて薄汚くて泣けた。
私はと言うと、姉のお下がりのまだ大きいサイズの服と最低限の安い服だけ
冬になってコートなんかもなくて、いつまでも薄い上着で我慢。
結局姉に新しいコートを買って、私はお下がりの大きなコート。
私のお気に入りのコートを着て、極貧子ちゃんはヌクヌクしているのかと思うと
悔しくて、私はその後まり大きくならなかったのもあって何年も不自由して
何年も理不尽さが忘れられなかった。

だいたいうちはよそ様に施しが出来るほど裕福でもなく、
そのうえ、今現在孫が着ている服まで自分の見栄の為に譲ってしまう祖母がスレタイ