先日、さほど広くない道をバイクで走行中、前方に学校帰りのオスダニ×3がふざけながら歩いていた。

私が脇を通りすぎる寸前、一人のオスダニがもう一人のオスダニの体を突き飛ばした。

徐行していたとはいえ突き飛ばされたオスダニが目の前にいきなり転がってきたので、咄嗟に急ブレーキをかけ、間一髪衝突は避けられたが、雨上がりで路面が濡れていたため盛大にスリップし転倒した。

私自身はかすり傷だったが、衝撃で携帯電話が壊れ、大事なバイクは右ミラーが破損した。

オスダニ共はあろうことか

「やべぇっ!」

と逃げようと走り出したので即座に追いかけて捕まえ

「何してくれんじゃボケカス」

と怒鳴り付け、二人の名前、電話番号、学校を聞き出した。

学校とそれぞれの親に

「子供がしたことだから、で済ますつもりないので」

と念を押して電話し、会った。


後日、学校も交え謝罪をうけ、突き飛ばしたダニの親が6割を、残り二人のダニ親が2割ずつ弁償することになった。

突き飛ばしたダニの親は比較的まともで、素直に弁償を了解してくれたが、残る二人の親ダニは

「うちの子は突き飛ばされたんだから被害者よ!なんでうちまで弁償しなきゃならないの?」

「うちの子なんか何もしてないじゃない!」

とごねまくり。

「友達が悪いことをしたのに謝らせようともせず、なかったことにしようと一緒に逃げた時点で同罪です。おたくらは『悪いことをしたらとにかく逃げなさい』とでも教えてるんですか?」

と言ったら黙り、渋々ながら了承した。

さっきのドラマで天海祐希が

「親になれない人はならなくていいんです」

ということを言ってたが、その通りだと思った。


一応その日のうちに病院に行ったらとりあえず今は異常なし、しかし少しでもおかしいと思ったらすぐにまた来い、と言われたことはダニ親共に伝えてある(一週間ほど経った今も特に異常はなし)

こっちだってもし打ち所が悪いor他に車両があったら命を落としていたかもしれないのに、突き飛ばされたダニの親はしきりに

「ウチの子が一番の被害者よ!突き飛ばされたうえバイクに轢かれそうになってどれだけ怖い思いしたと思ってるのよ!」

と主張し、一度も謝罪らしい謝罪がなかった。

幸いにもまともだった担任と教頭にも

「悪いのは明らかに児童側ですし、連帯責任ということで…」

と説得されて、どうにか支払いを了承した。

仕事柄、馬鹿ダニ親子の扱いには慣れているので一歩も引かなかった。

小学二年生にもなって

「道路ではふざけない」

「悪いことをしたら素直に謝る」

という、ごく当たり前のことすらわからなかったんだろうか。