浴衣がらみの義兄嫁の話。

7月初旬にある大型スーパーに一緒に買い物に行った時の事。

スーパーの一角に浴衣の販売コーナーがあった。

一式19800円、最近はセットで1万円を切るものもあるからそれに比べればキチンとしたもののようだった。

それを買うからお金貸してって義兄嫁が言ってきた。

でもその時私のお財布には5000円ぐらいしか入ってなくてあとで振込しなきゃいけなかったから断った。

そしたらちょうどすぐ近くでそのスーパーが提携しているクレカの入会キャンペーンみたいなのがあって、申し込んだその日からクレカで買い物ができるらしい。

それで義兄嫁がクレカを作ると言ってカウンターに向かった。

申込み書にその場で記入して提出したら、1時間で仮カード発行されてその仮カードで今日から買い物ができるとの事。

じゃあその間にどの浴衣にするか決めるってんで、即申し込んで浴衣売り場に戻った。

そこからはもう、店員さんにとっては多分修羅場だったと思う。

何しろ義兄嫁、かなりの汗っかき。(ピザとも言う)

狭い試着室で着付けてもらうのはいいが、少しでも痩せて見える柄にしたいと試着しては

「うーん、ピンとこない。あっちの着てみる」

の繰り返し。

汗だくで肌に貼りついた浴衣を脱いで、また新しいのを試着する。


最初はニコやかに対応してた売り子さんもだんだん表情が無くなっていく。

途中で何度かいくら試着OKって言ってもあんまりやると迷惑だと思うよ?って言った。

売り物なんだし、お義兄嫁さん汗っかきだから不味いんじゃないの?とも言った。

でも「買うんだからいいでしょ」って。

やっと決まって店員さんに

「仮カードがもうすぐ発行されるから用意しておいてほしい」

って言ったんだけどその後の言葉を聞いて耳を疑った。

「36回払いだと、どれぐらいの利息になる?」

ビックリして

「お義兄嫁さん!これを36回払いにするの?勿体なくない?」

って言ったら

「だってそれじゃないと買えないもの」って。

19800円を36回払いってのが出来るのかどうか知らないけどちゃんとした着物ならまだしも、3年もかけて払うようなものじゃないでしょって言ったら

「いいの!」

だって。

店員さん更に無表情になっていくのが分かった。

しかも、一時間後にカードカウンターに行ったら

「申し訳ございませんが、こういうことになってまして・・・」

と渡された紙には“審査の結果、見送らせていただきます(確かこんな文章だった)”と書いてあった。

あの浴衣売り場の店員さんに申し訳ないやら気の毒やら。

もう恥ずかしくてあそこ通れない。

義兄嫁は全然平気そうだったけど、この件、夫に話しておいた方がいいのかどうか今も迷っている。


--後日投稿--


さっき晩御飯のあとに夫に話しました。

嫁同士でお金のことを告げ口するみたいで気が引けて言えなかったんだけどやっぱり気になったので耳に入れておくねって感じで。

なんか言っても言わなくても一緒だったw

夫、驚きもしないので

「もしかして知ってた?」

って聞いたら

「ずいぶん前から兄貴が困ってる」って。

色々あって今は義兄が家計を全部管理してて週単位で決まった額を渡してるだけみたい。

次に金銭トラブル起こしたら離婚するって言ってあるらしいんだけど懲りてないみたいだなって呆れてた。

そういうこと私にもちゃんと話してよ!あやうくお金貸す所だったじゃないか!

と怒ったら謝られた。

悩んで損した。

ちくしょー。