パチンカス彼女①

去年暮れから続いてつい最近終わった話で少々長いですが、ご了承ください。

俺=当時27 フツメン リーマン

カノ子=当時26 俺の彼女 見た普通 付き合って3年

パチオ=当時30 パチプロ

A= 友人 当時27 フツメン

B子= 当時26 友人の彼女でカノ子の親友

仕事にも慣れてきて、そろそろ結婚かなと思って矢先に彼女がパチ屋から出てくるのを偶然に見てしまった。

ギャンブル、しかもパチンコってことに凄くショックだったのと、パチンコするような女とは生活はできないなぁと少し結婚への想いがさめてきたのを覚えている。

同棲してる部屋に帰宅してから、その日の夜にパチ屋から出てくるとこを見たことを告げた。

その時は、ストレス溜まって、友達に誘われたのでつい軽い気持ちで遊んだだけ、もうしませんから許してと言われた。

それから数か月は何事も無い生活が続き、俺もパチンコのことなどすっかり忘れていた時、偶然仕事中に通りがかったとこでまたも彼女がパチ屋から、今度は男(パチオ)もいっしょに出てくるのを見てしまった。

一瞬見間違えかと思ったが、どう見ても彼女だった。

その挽に今日見てしまったこと、そして別れると告げた。

深く考えすぎだとか、笑いながら謝罪してたけど、俺が無理だと言ったら、急に逆切れされてた挙句に、別れてやるから、部屋もすぐ出ててくから20万ぐらいくれとか言ってきた。

部屋は俺名義で家賃も光熱費も俺が払っていた。

ちゃんと仕事をしているんだから、その位の金は自分で出して、裏切ったのはお前なんだからさと言ったら、金なんか貯金なんか無いと、まさかと思い彼女名義で二人で結婚資金に作った通帳を調べたら全額下されていた。

月収30万近くあって何やってたんだ?と、3年付き合っていたこともあり、情があったせいか仕方なく20万渡して翌日部屋から追い出した。

出ていくとき彼女が言ったのは、お揃いのペンダントいらないならクレ、質屋に売るからだった。

なんか、情けないやらなんやらで哀れに思って処分も面倒なんであげた。

そうして別れたのが5年前だった。

別れてから俺は彼女など作ることなく仕事に没頭して、それなりの仕事を任せられるようになって稼ぎもそれなったので念願のマンションを購入したのが去年の8月だった。

狭いながらマイホームを手に入れて普通に生活していたのだが、去年の暮れ12月に入ってすぐ、生活が激変した。

そうカノ子が訪ねてきたのだ。

極限られた友人以外にマンションのことは言ってないし、ましてやカノ子なんか忘れていたので、ビックリしたのだが、マンション購入を知っていたAとB子もいっしょだった。

俺は3人を入れるのが嫌で、今部屋散らかってるから、近くの喫茶店で話をしようと言って3人を連れて喫茶店に向かった。

喫茶店に向かうまでの間はいっさい会話が無かった、俺から特に話すことはないし、ニヤニヤしながらカノ子と会話してるAとB子にも不信感があり、少しキレ気味だった。

そして何より、カノ子の容姿が驚くほど変わっていたのが気持ち悪かったのもある。

薄汚いジーンズにくたびれたジャンバー、ボサボサの髪。

いっしょに歩くが恥ずかしいぐらいだった。


喫茶店に入ってオーダをとったのだが、俺、A&B子はコヒー、カノ子はスパゲティ、ピザ、ケーキ、コーラ2つ。いい?、いいよね?いい?って下目使いでニヤニヤしながら頼むので凄く気持ち悪かった。

俺「で、いきなり何の用?」

カノ子「まぁ、久しぶりだからおいしい話持ってきたし、上手くいけば、やり直しも考えてもいい」

俺「はぁ?、やり直しは無いし、おいしい話もいらない、話すことないのでじゃ。コヒー代はおいとくから」

A「まぁ待って、カノ子も反省してる部分もあるし、おいしい話は俺たちも乗ってみたいと思ってる。」

と言いながらB子を見る。

Bはニヤニヤしながら頷いていた。

俺「俺は今の生活で十分だし、おいしい話とかそういう類はいらない。毎日の仕事でやっていくので、そういう話は聞きたくなし、聞かない。」

カノ子「でも、俺君がいないと無理だし、ほんとおいしい話だし。」

俺「だから、俺がいないと無理ならやめればいい、んでA、B子、悪いけどこういう話するならもう付き合いやめるわ」

A「まぁ、怒るなや、なんかお前はマンション購入して偉くなったつもりか?」

B子「そうだよねー、なんか感じ悪いるよ~w」

考えてみたら、A&B子はマンション購入前に共通の友人達の飲み会以来会ってなかった。

んで、よく見ると気のせいかA&B子もなんか小汚く、こいつらってこんなだったか?って自問自答してしまった。

埒あかないし、話すこともないので、あっそとじゃ!と言って立ち去ろうとすると、カノ子、A&B子がしゃべりだした。


カノ子「いやいや、話聞いて、おいしいとかってより、お金儲かるからパチオって知り合いがいて、とにかく大きい仕事なの。あなただけマンションなんでズルい、笑えるんだけどw」

A「なぁ、俺もB子とマンション、できれば家とか欲しいわけよ、お前だけってのはカノ子の言うようにズルイわな」

B子「そうそうw、で、パチオさん呼ぼう、その方が話早いし、ってか近くまで来てるんでしょ、カノ子」

カノ子「うん、マンション前で待っていたと思うけど、うちらがこっちくるときについてきてると思うけどな、携帯してみるね」

A「パチオさん、凄いぜ。俺もB子も仕事やめて月収上がってるもんな。仕事とか、お前もばからしいだろ、マンションもローンあるんじゃね?」

カノ子「パチオさんがすぐ来るって。恥かかせないないでよぉ~w」

俺「お前たちが何を言ってるか分からない、俺はもう帰る。マンションに訪ねてきても相手しないし、場合によっては即通報する。今後がお前たちとは縁を切る。」

と席を立ったら、

A「待って、ここの支払いは?それにパチオさんに失礼だろ!」

俺「もちろん自分の分は自分でレジで払うよ。」

B子「あのさ~縁切るって何様、カノ子は復縁を場合によっては許していいって言ってるし、何マンション笑える、偉いの?。それに自分だけ?とにかくパチオさんの話聞きないさいよ」

カノ子

「あ、来た。」

後ろを振り向いたらあぁ、コテコテのヤクザファッションでクズ底辺パチンカスだって一目でわかる男が腕を上げながらニヤニヤしながら近づいてきた。

「おぅ、君が元彼男君かい?。不思議と会うの初めてじゃない気分だな~。そっか俺たちは同じ女を抱いた兄弟だな、俺が年上だから君は弟だなw」

俺は唖然として立っていた。


パチオ「まぁ、すわりなさい。」

俺「いや、話すことはないので、もう帰ります。」

パチオ「お~いぃ~w、兄の言うことは聞くもんだぞぉー、すわりなさい元彼(呼び捨て)!」

カノ子、A &B子爆笑。

あまりにも気持ち悪さと兎に角立ち去りたかったので視してレジに向かった。

後ろではバカデカイ声で

パチオ「お~い、俺にもなんかごちそうしてよ~弟よ!」

他の客は全員何事かって見ながら苦笑してる。

カノ子「今晩、パチオと来るから、ってか私たちの分も払っておいて」

って笑いながら叫んでる。

キチガイだ。

無視しながら支払済ませて出ようとすると、Aが走ってきて

A「おい、パチオさんに謝れ!それに金も払え、おまえが奢る必要あるだろうが、パチオさん来てんだから。じゃないと俺らはお前のこと許さないよ、おいおいwなぁw」

俺「・・・これ以上付きまとったら警察呼ぶ。」

A「はぁ、呼べよ、パチオさ~ん、こつい警察呼ぶってww」

Aの呼びかけにパチオがニヤニヤしながら寄ってきた。

パチオ「なあ兄弟、まぁ、俺たちを今晩泊めろ、A&B子は帰すから、なぁ兄弟、なぁ、夜はカノ子と三人で楽しもうぜ。色々仕込んだからさぁ~、あんたも好きねぇ~w。カノ子もまんざらでもないみたいだしよ、兄弟!俺が許すからさぁw」

俺は意味が分かりませんとだけ言ってAをにらみつけて、これ以上、今後訪ねてきたら然るべきとこに通報すると警告した。

パチオ「俺とカノ子はいいよねぇ~、弟く~ん。」

パチオを無視して、そのまま店を出た。

窓側の席だったので、その前を歩道を通らねばならなかったんだが、窓をドンドン叩きながらなんか奇声と笑い声を上げていたけど無視して帰宅した。

とにかく嫌な気分とイライラ感を抑えるために風呂に入って後ゆっくりしてたら、インターフォンが鳴った。

カメラ除いたらカノ子だった。

泣き声であなたのせいでパチオさんに怒られた。

A&B子も喫茶店でまだ説教されている。

貴方がきたら全部ゆるすってパチオさんが言ってる。

俺は当然返事しないでカメラで様子を見ていた。

バカな奴らでパチオとA&B子がカメラに写ってるのを知らないらしい。

とにかく警察に電話しようとしたら瞬間、急にマイクにいきなり口近づけて小声でパチオさんとあなたになら今晩は抱かれてもいいから話だけも聞いて。

って囁いたのを聞いて気持ち悪くなって、警察に電話した。

10分ぐらいして警察が来てが、彼らの姿は無かった。

俺は警察に事情を説明して帰ってもらった。

おそらくだが、マンションに近づくサイレンの音を聞いて逃げたのだろう。

その日から暫くは何事もなかった。

おそれていた職場への突撃もなかった。

年も明けて今年2月中旬のお昼だった。

マンションの管理人さんから、6人の老人が訪ねてきて大事な知り合いだから部屋に入れさせろと言ってるけど知り合いか?と連絡が入った。

俺は??になった。

親は実家だし、プライベートに老人6人も知り合いはいない。

頭が凄い混乱したが、管理人は入れないで帰ってもらってくれと頼んだ。

その日が気になって仕事に集中できなかった。

ようやく仕事を終えてマンション前まで着いたときだった。

「よぉ~、兄弟! お疲れだなぁー。」

パチオだった。

パチオを真ん中にして、じいさんXYWZの4人、ばぁさんC,Dカノ子、A&B子が街灯に照らされ並んで立っていた。

パチオとAが走ってきて、

A「ひさしぶりだなw、あれはカノ子の母Cと婆D、それにA子の親父Xとパチオさんのおやじさん、後の3人は凄腕のY、W、Z、全員メンバーだから。」

両腕を腰あてながら、

パチオ「オールスター集合ってことで!明日さ、パチ屋で俺たちの力を見せつけるから、それで信用してOK?それで兄弟もメンバーにになってビックビジネス、オッケー」

親指立てながら首を斜めに傾けポーズを決めていた。

キチガイだ。

俺が警察呼びますと言って携帯取り出そうとしたら、

パチオ「もう今夜は帰るしオールナイトロング?明日パチ屋でな。兄弟!」

A「じゃーな、明日な、俺たちの凄さは凄いんだぜw」

パチオとAは待ってる軍団のとこに戻っていったのを見届けながら俺が念のため警察に電話しようしたら、パチオが

「お~い兄弟、俺よぉう~、このビジネス成功した後さぁあー、カノ子と結婚するからよぉ~。カノ子抱くのは今のうちだぜ。兄弟、明日待ってるぜ、おやすみさんよー」

と両腕にカノ子とカノ子母を抱きよせて叫んでいた。

翌日、当然俺は無視して行かなかった。

しかし、その日の夕方ついに地獄が。

仕事していると電話がなった。

管理人さんからだ、親父とその友人を名乗る人達が来て帰ってきるまで待ってると言っているが部屋に入れてよいかと。

当然ダメです、帰らないようなら警察に連絡して下さいとお願いした。

今度はすぐさま受付の人から電話が、受付前で俺に女性4人が合わせろって言ってる。

様子がおかしいから見に来てくれと言われた。

俺は急いで受付に走った。

そこには、ガードマンを振り切りながらなんか叫びながらカノ子、母、婆が脱ぎ始めている。

隣ではなんか知らんが、セクシーダンス風踊りをしながらB子がその姿を携帯カメラで撮っていた。

受付には何事かとどんどん人が集まり出し、興奮しているカノ子と母が

「ティータラティータラ」

と叫んでいた。婆は上だけ脱いで座りこんでいた。

B子はなんか大きな声で「パチンコの~}+」kdl;くぁえ」とか叫びながらシャッターを押していた。


俺が受け付け前に出ようとしたら何かを察した上司が俺の腕をつかんで静止した。

そして数分後に呼ばれた警察がきて、カノ子、母、婆、B子は連行。

上司は俺に説明を求めたが、マンションにも来てることを思いだし、簡単な説明だけをして急いで帰宅した。

管理人と警察が待っていました。

警察に何度か相談したのが良かったのか、A、じいさん軍団も事情聴取で連れてたとのことだった。

俺と管理人も聴取のため待っていた警官と署に行くことになった。

パトカーに乗るのは感じ悪いので自分の車に管理人乗せてパトカーの後を追って署に向かう途中に見た。

電柱に隠れるパチオらしき人物。

署についてなんか面通しをやったのだが、パチオだけいない。

やはり電柱に隠れていたのはパチオだったと思う。

面通しの後、刑事さんがやってきて、俺を個室につれていき詳しく事情が聴きたいとのことで、俺はやつらと全く関係ないことを必死に説明してた。

こういうのは書いていいのか?だけど、Aは俺とパチンコ勝負させろと、そして勝ったらすぐに釈放してマンションも寄こせと話にならなかったそうだがクスリでOUT。

カノ子、母、B子たも薬でOUT。

婆は完全にボケいた。

じいさん軍団も地方症の人たちだったらしい。

クスリも絡んでおまけにボケ老人までもそれで刑事さんが出てきたのかな。

そして俺はパチオのことを刑事さんに話した。

マンションに帰宅したがパチオの待ち伏せは無かったが、郵便受けに1通の汚い字の手紙、ってかリアルでチラシ裏に。。。

きょうだいへ
明日朝10時**ホールで出玉のたたかい、真の男のたたかい。
ビックビジネス、おれは負けない、お前がやれる。おれはおれ OK!


すぐに警察に電話、明日朝10時パチオが**ホールにくるそうですと手紙も警察呼んで渡した。

翌日は俺も同行するはめになった。

顔の確認のためらしい。

警察と9時には**ホール前で待ち構えていた。

当然ホールにも通報がなされており、ホール店長からもパチオやカノ子らは度々問題を起こして出入り禁止直前の常連であることが警察には報告されていた。

9時40分ごろにパチオは現れた。

あっけなく逮捕。

逮捕されるとき、大きな声で出玉がよぉ、まだ大当たりしてないんだよぉ、はなせよぉ、責任者だせよ~。

当たりだせよぉ~って叫んでいた。

警察に同行して署に行って聴取と調書の作成。

TVでよく見るマジックミラー越しでパチオを確認。

パチオは犯罪者が撮影で持たされるホワドボードを両手に持ち、大股開きで首を傾けながらポーズを決めていた。

刑事さんが苦笑しながら、あれさ男じゃないんだよ、女なんだよなぁ。

俺はビックリしたヒゲも生やして、声も男そのものだし、男だと思っていたからだ。

結局、パチオもクスリ関係でそのまま結局逮捕。

カノ子、A、B子は初犯らしくすぐに釈放の可能性もあるので俺は転勤も決めてもらって、先月ようやくマンションが売れて賃貸に引っ越しました。

誤字脱字多々で読みにくかったと思いますが、話最後まで読んでくれてありがとうございます。

気分が少し楽になりました。