又聞きなんで、詳細は曖昧ですがご容赦ください。

友子 私にこの話を教えてくれた、美人喪女

A子・B子・C子 友子と4人の仲良しグループ

浪男 4人と同じ予備校に通う浪人生

先日、美人なのに何故か喪女の友子に

「なんで美人なのに喪女なの?」

と聞いたら教えてくれた。

友子が恋愛に嫌悪感を抱くきっかけになった話。


友子が高校三年生当時、そこそこ田舎だったため、高校の仲良し4人組は全員同じ予備校だった。

そこで男性に苦手意識を持つ友子以外の3人は、浪男を含む浪人生の男グループと仲良くなったそうだ。

彼女たちは女子高の生徒だったため「男の知り合いが出来た!」というだけで大興奮。

やがて授業以外でもつるむようになりはじめた。

若い男女がつるんでいるとなると必然的に恋愛になるもので、いつしかA子と浪男は付き合うようになる。

2人は周りから見ると順調で、それぞれが大学に合格し入学したのちも付き合いは続いていた。

しかし大学1年生の春に事件が起きた。


B子が友子に

「浪男さんのこと好きになっちゃったかも・・・」

と言い始めたのである。

もちろん友子は

「人の彼氏好きになるとか無いでしょ・・・」

と大反対。

その時はB子はデモデモダッテといいつつ、とりあえずは落ち着いた。

ように見えた。

ある程度予想はついていたことだが、次にB子に会ったときのB子から出た台詞は

「浪男さんと付き合うことになりました♪」

だった。

とりあえずA子ともB子とも仲の良かった友子はドン引きしつつもA子にちくることもせず、そっとB子と距離をあけることにした。

するとまぁ友子がちくらなくても同じコミュニティ内で二股をかければ必然的にばれるもので、数ヶ月後にA子は異変に気づいた。

普通に考えたらもっと早く気づきそうだが、A子はA子で

「浪男はもともと気の多い人だから」

とある程度は黙認する主義だったらしい。

しかし、相手が親友だと思っていた相手ならば黙認はできるはずもなく、A子とB子は修羅場になった。

A子「B子のことは今でも友達と思ってる。浪男が魅力的なのもわかる。友達同士がたまたま同じ人を好きになることもあるよね。でもさ、浪男の彼女は私だから・・・浪男とは別れてくれない?私は怒ってないから、それでこれからも友達で居ようよ。」

B子「は???私が彼女って何???私が彼女なんだけどwwwてか浪男さんは『彼女とは別れたから付き合おう』って言ってたから付き合ったんだけど。彼女って自分が勝手に思ってるだけなんじゃない?」

A子「何言ってんの?意味分からないんだけど。てか私が逆の立場だったら友達の彼氏奪うとかしないんだけど。」

B子「さっき同じ人を好きになったらしょうがないって言ったじゃんwwwなんなのwww」

そんな中、C子が友子にぼそっとこう言った。

C子「てかさ、浪男さんさ、私のことも口説いてきたんだよね・・・。勿論、彼女の友達にそういうことするのとかキモいから拒否ったけど。」

どうやら浪男は男性と一切口をきかない友子以外を全員口説いていたらしい。

そしてあわよくば全員と付き合おうとしていたらしい。

普通に考えて浪男は好きになる価値もない糞男でFAなのだが、何故かA子もB子も浪男と別れようとはせず、2人の争いは泥沼化。

さすがにそれ以外の浪男の大学の女との浮気などもあり結局A子もB子も浪男とは別れたらしいが、結局大学進学でそれぞれバラバラになったことも相まって、その後4人で集まることは二度と無くなった。

友子はこの事件以降、男嫌いに恋愛嫌いも重なり共学の大学に入っても男と話すことができず、未だに喪女を貫いているそうだ。

でも流石に4年間のリハビリを経て、

「もしかしたら浪男が特殊だったのかも?」

と思えるようにはなってきたらしい。

そしてこの間会ったときには

「男性と2人っきりでもしゃべれるようになったよ!」

と言っていたので記念カキコ。

これでおしまいです。

たぶんA子B子C子のやりとりのところは同じ日の同じ場所で起きたことではなく、もっと沢山時間をかけて起きたことだとは思いますが、めんどくさいので全部会話風にして簡単にまとめてしまいました。

わかりにくくてすみません。