母の修羅場だけどちょっと吐き出し。

母は長男次男の双子(私は長女)を生んでしばらくして原因不明の難病にかかり、余命10年と宣告された。

父は安月給で、というか、元学生運動家の社会不適合者のDV男で自分の親兄弟が大好きなエネ。

母が闘病しながら家族のために探した超お買い得の中古一戸建てを、長男がまだ賃貸なのに、おれが先に家を持つ訳にはいかないと言って自分の兄にその家と土地を買わせた。

母がっくり。

その後父は、闘病中の母を放置して、上司の奥さんと浮気して家には帰ってこなくなった。

母や病気を押して、本当に身体が動かなくなるまでパートに出ていた。

母の実家は裕福だったので、離婚を強く望んでいたが、父が応じないまま亡くなった。

父的には「他人になんと言われようと、自分と母の間には夫婦の絆があった」のだそうで、母にとって父だけはわがままを言える存在だったと母の話を語っていた。

父にとっては離婚の申し出も、母のわがままであるらしい。


母としては他人になって死にたかったろうに、死んでしまうとこんな風に勝手に語られてしまって、生きている時だけじゃなく、死んでからも気が休まらないことだろう。

どうでもいいと思っているかもしれないけど。


多分、結婚してから死ぬまで、もしかして死んでからも、ずーっと修羅場だったろう、母の話でした。