小学生6年生の時の話をします。

両親共働き、兄も高校の部活で帰りは遅いのに家の鍵を忘れた日。

家に帰ってくると玄関のドアが開かない。

鍵を出そうと思うけどランドセルに鍵がない。

そこで鍵を忘れたことを思い出す。

とりあえず一階部分のドアや窓で閉め忘れたところがないかを探すためにうろちょろするんだけどやっぱり開いていない。

そこで

「二階のどこかならもしかしたら鍵閉まってないんじゃね?」

と思った私。

裏庭に置いていあるでっかい梯子を使ってなんとか二階の屋根に到達。

それで全ての窓の部分を開けようとしてみるんだけど全部鍵が閉まっている(当たり前)

落胆して地上に戻ろうと思って、梯子を使って降りようと思ったんだけど何かの拍子に倒れてしまったのか梯子が倒れていて屋根に取り残されてしまった。

しょうがないから屋根からジャンプして降りようと思っていたら通りかかった人に

「何してんの!危ないじゃない!馬鹿なことはよしなさい!」

と叫ばれてしまい、近所の家にいた人たちがわらわらと出てきてしまったのが第一の修羅場。

それで焦った私は屋根から大ジャンプ。

多分見られたくない気持ちがあったんでしょうね。

着地を失敗して右足、右腕、左足、左手の小指・中指・親指、骨折。

玄関近くには笹が生えているんだけどそれがふくらはぎの肉の部分を貫通してしまい足から笹が生えている状態に。

ただ私はその時に落ちたことに対しての驚きの方が勝っていたのか痛みというのを覚えていないんです。

なんでみんな足から血が出てるだけで騒いでるのかな?と思っていました。

近所の人が大慌てで私を病院に連れて行ってくれて、その間に比較的近くで働いていた母に連絡がいったのか病院で母と朝以来の再会。

もう私が吹っ飛ぶくらいの強さでバッシーンと頬を叩かれて物凄い痛かったのを覚えています。

普段滅多に泣かない、大声を出さない母を見てとんでもない事だったのかと思って母と二人で過呼吸になったのが第二の修羅場。

あと二時間待っていれば母が帰ってきてあんな思いはしなかったのに…。

なんでそんなに家に入りたかったのは自分自身でもよくわかりません(笑)