学生の頃、電車でヒールで踏まれた

運悪く指を踏まれたんだけど、骨が砕けるように複雑な骨折をしていた上にかなり足がえぐれてた

それから学校に行く前に病院によってから登校する生活になった

消毒のために毎日病院に行くはめになって面倒くさかった記憶があるけど、指が腐って切断しなければいけないかもしれないと言われたので、ビビりながら通院してた

指は紫を通り越して黒くなっていたし、爪はあるのか無いのかわからない状態で、足はなんか忘れたけどがっちりカバーみたいなのを付けられていた

指一本のために松葉杖生活

電車では毎日席を譲ってもらっていた


ある日、病院から学校までの電車で席を譲ってもらったら、女の人から「席を譲ってもらわなきゃいけないのなら、電車を使ってはダメでしょ」と言われた

「あなた最近毎日席を変わってもらってるわよね、人の好意を前提とした生き方は卑しい人間のやること」

「他人に迷惑をかけることが解っているのなら公共交通機関を使ってはダメ、お父さんがお母さんに送ってもらいなさい」

「そうやって他人に甘えるように教育されてるけど、そういうのは子育て放棄した親が他人に子育てをまかせる育児放棄」

大体こんな感じのことを降りるまでずっと言われ続けた

周りの人は関わっちゃいけないと判断したのかスルーしてた


そのうち病院にいく頻度も週1くらいになり、足の仰々しい固定器具も無くなった


その頃、またあの女の人が電車に居るのを見つけた

その時は妊婦の人に絡んでいた

妊婦の人も席を譲ってもらっていたらしく、「他人の好意を前提とした公共交通機関の利用は~」と説教

大人なんだから自分で車を運転して移動しろとまで言っていた


そしてまた別の日、足もすっかり良くなって経過を見てもらいに病院に行った後、またあの女の人がいた

また誰かに絡んでたけど、もう聞いていたくないので車両を変えた

「親に電話してすぐ迎えに来てもらえ」と言っていたので、子供に絡んでたんだと思う

驚くことにこの体験を話すと、稀にこの女性に同意する人がいる

女性は何ら間違ってない、あんたが間違っている、あんたは親に病院と学校の送り迎えをしてもらうべきだったと

父親いないし、母親は正社員で働いてたから無理だよと話しても、意見を変えなかった

この人たちとはけして解りあえないと思う