うちの地域だけの風習かわかんないけど、お見合い結婚する事が決まったカップルは結納の後に「結茶碗(ゆいちゃわん)交換の儀」ってのをやる習わしがある。

参列者はみんなきちんと正装して神社に集まり、結茶碗(一般でいう夫婦茶碗)を7歳以下の子供から授けて貰うってもの。

お見合いだと縁が薄いから神の子に夫婦茶碗を授けてもらって、さらなる縁を結うって意味がある。

この7歳以下の子供ってのはだいたいそのカップルの親族からか、親族内にいなければカップルの住んでる地域の子供から選ぶんだけどこれがなかなか壮絶w


神の子をやるときは学校を休める上にこの日に出された宿題は免除、カップルからお礼として大量のおやつセットと米5~10キロと酒一升orジュース詰め合わせが貰える。

近所のファミレスのお子様スペシャルランチドリンクバー付きが食えるからw

子供達はおやつと宿題免除のために燃えるし親達も米と酒のために熱い。

しかも神の子をやった家は1年間町内のドブさらいと草むしりを免除されるおまけもついてるからな。


誰が神の子をやるかは事前に立候補を受け付け、立候補者の名前を書いた紙を神主がくじの箱から選ぶって感じなんだけど、なんとかうまい具合にうちの子を…とくじ引き当日までの裏工作が激しい。

くじ引き日2週間前ぐらいから何故か神社の清掃ボランティアが増える。

子供達が「神主さんはカッコいいからすごい」などと書いた手紙を書いてもってくるようになる。

お賽銭をする人がめっちゃ増えるw

米を買ったりする金額を考えたら賽銭程度構わん!って事なんだろうけど、神の子決めに参加出来ない子供としてはまさに神経がわからなかったw