40過ぎの旦那が発病した。

病名は中2病。

きっかけは去年

社内で急な異動があって、急に旦那の部下になった若い男性

忘年会の帰りの旦那を迎えに行ったら「同じ方向だから乗せてやって」と送っていくことになった

小池徹平風の爽やかなイケメンで、この男性が関西弁

関西人らしいフレンドリーで人懐こくよく喋る人だった

社内で女性社員に大人気らしく、40過ぎたうちの旦那は憧れた

そして「なぜか関西弁になっちゃった俺」発症

「~~やねん」

「~~やんかー」

「あかんわー」

「関西弁になってまうわー」

ちなみに私達夫婦は北関東出身で現在も住んでいるので「やねん」の前の「~~」の部分はイントネーションも北関東弁

無理矢理「~やねん」「~やんかー」をくっつけている感じで不自然


口を開けば関西弁を喋りたいらしく、先日イオンに行ったら

「どこ行ってたねんー」

「探したやんかー」

スタバでは店員さんに

旦那「俺、キャラメルマキアート好きやねんー」

店員「・・・そうですか」

ちなみに「好きやねん」は関西の人は「す」にイントネーションがあるはずなんだけど、旦那の「好きやねん」は文章が全部フラット

もう恥ずかしいので止めてと言っても

「なんか勝手に口から出るねんー」

そのうち飽きるだろうと放置してた


先日、近所の友人と出先で会って、お茶することになった

よその人の前なので、旦那は中2病炸裂

「~やねん」「~やんかー」を連発してたが、友人も違和感を感じたのか、関西弁には突っ込まずにスルーしてくれた

そこに、友人旦那さん登場

うちの旦那は知らなかったけど、この旦那さん、出身が奈良県

社会人になってからは関東~北関東に住んでるけど、幼少期からずっと関西弁(奈良弁)で通してるらしい

ネイティブが登場し、関西弁同士関西弁でどうぞ!と思ったら、ネイティブに怯んだのか、オリジナル関西弁を封じる旦那

急に北関東弁に変わった旦那を見て、友人の奥さんの方がちょっと笑ってたのが恥ずかしかった


軽く世間話をした後、友人夫妻が先にお店を出ることになり、旦那さんが「ほな、いきまひょか?」と言って帰って行った。

その後、旦那は一人でヒートアップ

「いきまひょか?」なんて、あんな関西弁偽物やわーあの人ニセ関西人やわー

と半日ブツブツ言っていた

もう恥ずかしいやら情けないやらで、愛情も氷点下まで冷めた