小学生の頃、父はいなくて母と一緒に暮らしてた。

優しいおじさんがときどき遊びに来ていた。

ある日知らないおばさんが下校中に話しかけてきた。

顔が怖かったので逃げた。

母に話すと「怖い人かもしれないから次に見かけたら逃げなさい、学校の先生にも
お話しておきます」という。

数日後、祖母が学校まで迎えに来て「お風呂が壊れたらしいのでばあばのお家で入りなさい、お母さんも夜になったら来るから」と言うので、祖母宅に行った。

その晩、母が来て「お風呂が壊れちゃったから引っ越すことにした、お荷物はあとで持ってくる、学校はここから通いなさい」と。

風呂が壊れるってのは大変なことなんだなと子供心に思った。


実は母、お金持ちの二号さんだったのにその人が事業に失敗

奥さんが腹いせに私に嫌がらせをしようとしたが逃げられた

代わりにうちの玄関のカギを取り替えて母を閉めだして、その旨書いた紙を玄関に貼っていったらしい。

その後、家の中身そっくり引越便で届いた。

優しいおじさんと母は結婚して晴れて父になった。

まあ怖いおばさんに睨まれて怖かっただけなんだけど母は修羅場だったと思う。