先日、「大事な話があります」と言われ、家族で義実家に行った。

迎えたのは神妙な顔をしたウトメ。

子には話せない事らしく、子ども(小3男子と年長女子)をコトメ2(大学生)に預けて居間に通された。

内容は私たちに離婚をしなさいと言うもの。

今まで特に問題なく接してきたつもりだったので私たち夫婦はパニックに。

何故そんな話になったかと言うと、風俗で働いているような女に可愛い孫を任せられないって言われた。

夫は信じられないモノを見る目で私の事を見たが、当然心当たりが無い。

なので何処からそんな話が出たか聞くと、コトメ1(20代主婦)がそういう店が入ってるビルに私が入って行くのを見たらしい。

しかもその店のことを調べたら私と思われる人物が働いていることがわかったと。

ウトは「不倫よりはマシなのかもしれないが、もし母親がそんな所で働いていると周りにバレたら孫たちはどうなる?まちがいなく苛められてしまうよ?」と諭すように叱ってくるし、トメは俯いてシクシクと泣いてるし。

そこで夫がウトメに対し「俺の妻(実際は名前呼び)が働いてるかもしれない店ってどこ?」と聞き、答えるウト。

私は突然向けられた疑いにどうやったら身の潔白を証明出来るかで頭が一杯で何も言えなかった。

夫が義実家の居間にあるパソコンで何かを調べていたと思ったら(その間にもウトからのお説教は続いてた)、「もしかしてこの人の事?」とコトメ1が調べたという店のホームページにアクセスしてた。

そこに映っていたのは、目元だけ手で隠した裸の女の人が写っていた。

プロフィールも大体私と同じで、何より顔にある特徴的な黒子がほぼ一致していた。

ウトは心底残念そうに「はぁぁ」と深いため息をついたが、夫が一言。

「母さん、隣の部屋で妻の黒子を確認してくれない?胸の下にあるから」と。

実は私には顔以外にも特徴的な黒子があって、それは普通の恰好をしている分には他人から見えないもの。写真の女性にはそれが無かったんだ。

トメに黒子を確認してもらったが、そんなものは編集でどうにでもなるもの。

そこでさらに夫が「そもそも、こういう水商売とかの人って源氏名っつうのを使うんじゃない?名前も年齢もそのままっておかしいだろ」

「それに、コトメ1はなんで妻が入って行くのをみたって言うけどどうしてそんな場所にいたんだよ?調べたらここってそういう店が並んでるような場所だぞ?」

ここまで聞いてさっきとは別の意味で顔を青くするウトメ。


結果としてはコトメ1が私が働いている、と言った店のすぐ近くの店で働いており私に似た人を見て「愛しのお兄ちゃんと結婚したのにあんな店で働くなんて許せない!」となりウトメにチクったらしい。

今はコトメ1は離婚するしないで揉めてるらしいがこっちは無関係なので着信拒否にしてスルー。

ウトメには「一方の意見だけ聞いて疑って申し訳ない」と謝られた。

でも息子の嫁が風俗で働いてるって聞かされたら普通は別れさせようとするんじゃないかなー、と思ったので疑いが晴れたのでもう気にしませんよ、と言って仲直りした。


自分で書いたものを読んでみたら変に長ったらしいので、簡単にまとめると

義実家に呼び出されてウトメに離婚を迫られた

理由は私が風俗で働いてるとコトメから密告があったから

でも店のHPで確認したら私じゃない事がわかった

実際に風俗で働いていたのはコトメで、出勤途中にみた人物を私と勘違いしただけ

コトメはバレて離婚しそう、私はウトメと仲直りした。

こんな感じです。

義実家に呼び出されたと思ったら風俗で働いてるって疑いを向けられた時は頭が真っ白になったよ。