ストーカーされた話

ちょっと気持ち悪いしスッキリしない感じのやつ

俺:当時17歳
A男:当時17歳、俺の幼馴染、学校同じ
B子:当時17歳、A男と塾が同じ

B子の奇行ぶりはA男からちょくちょく聞いてたんだけど、俺は直接会ったことなかったし、他人から聞くおもしろいネタぐらいに思ってた

奇行って言っても塾の授業中変な絵描きながらブツブツ言ってるとか奇声発するとかそんな感じ

で、A男と学校から帰るときにたまたまB子に会った、というかすれ違っただけだけど、普通にかわいい感じの顔でびっくりしたのを覚えてる

それから2日後に家のポストに俺宛ての、切手も差出人もない封筒が入ってた

「(俺フルネーム)様。いつも見てます。恋した。恋した。ありがとう。」だけの手紙

俺の名前書いてあるから間違いではないし、気持ち悪くて捨てた

それから毎日その手紙が入ってくるんだけど、内容は毎日違った

「いつも見てます。かわいい。笑った。かわいい。」とか

「いつも見てます。なんで。なんで。なんで。」とか

誰からか全然わかんなくて、A男に「警察行ったほうがよくない?」って言われて手紙も見せに行ったんだけど、

お決まりの「これだけじゃあねーどうしようもないしねー君男の子だし大丈夫でしょ」とかなんとか、よくわかんないこと言われておわり

警察行った次の日からの手紙は「いつも見てるって言っただろ。なんで。なんで。」って怒ってる感じで、封筒の中にはGの死骸とかジップロックに入った血液とか、唾液(多分)とかも入ってくるようになって、もうそれからは中身もあけずに、捨てたかったんだけど一応残してた


それから2週間後くらいにインターホンが鳴って、ドア開けないで受話器?で「はい」って出たら

「ドアあけろ!!!!!」っていきなり叫ばれた

「は!?」って言ったら

「なんでなんでなんでなんで!!!!!あけろおおおお!!」ってまた叫んで、走って逃げて行った

インターホンのカメラで見たときにB子だったから、そこで初めて全部B子だったんだと分かった

それからも手紙攻撃はずっと続いてたんだけど姿を見たのはそのときだけ


あるときパタッと手紙がなくなって、その少しあとにA男から「B子死んだらしいよ」って言われた

自殺だったらしいんだけど、体に俺の名前をフルネームで傷つけてあって、B子の日記とかも俺の名前とか、B子の妄想?みたいなこととか(俺とデートしたとか)書いてたらしくて、警察が一回家に来て「話を聞きたい」と言われた

正直、俺の話全然聞いてくれなかったくせにと思ったけど、もし変な疑いかけられたら嫌だなと思ったんで、今までのことも全部話して手紙も警察に渡した

そのあとなぜか体調悪くなって、2日間記憶ない、というかずっと寝てたらしい

親がいなくて祖父と暮らしてたんだけど「あとはじーちゃんに任せろ」って言われたんで大人しくしてたから、あとのことはよく知らない


もう10年くらい前の話だからか、抹消したいからか分らんけどところどころはっきりとした記憶じゃない

でもだいたい合ってると思う、変なとこあったらすまん