職場の神経わからん話

就職先にかつてサークル仲間だったAさんが居た

職場はちょっと特殊なジャンルで職人(男性が多い)が何人もいて、Aさんはその職人達の助手をしていた

しかしAさんだけじゃこの先手が足りなくなるだろうということでBが雇われた

このBがなんとも仕事が出来ない

職人達に愛想を振りまくことばかりして、Aさんの説明なんて聞いちゃいない

さらに男性陣はBの若さと可愛さに嫉妬してるんだろうとAさんをからかった

当然のことながらAさんはあっさりと職場を辞めた


ここからが地獄だった

Aさんさえ居なくなればBも伸び伸びと仕事が出来るだろうと思っていたらしい職人達の期待は裏切られた

Bは何にも役に立たなかった

本人は一生懸命頑張ってる!と主張するが、どう見ても「一生懸命頑張る自分」を演じているだけ

そもそもAさん、サークルでの影のあだ名が「駄目人間製造機」だった人

いたせりつくせり気遣いのできる世話好きといえば聞こえはいいが、相手の好みや癖を完全に把握してさりげなく自分のいいように誘導し、相手の思考力を支配するタイプだった

そんなAさんだからこそ出来ていた仕事、今更つけ焼き刃で出来るはずがない

職人たちがそれに気が付いた時には、Aさんはとっくに他所に就職

Bになんとか仕事を覚えさせようとするもBはヘラヘラお花畑で、ちょっとでも叱るとBの一族が職場に乗り込んできて「娘が不当な扱いを受けている!」と大騒ぎ

職人どもの神経もBの神経も本当にわからんので、自分も年末で逃げる予定