ある男が若い頃の恋人に病院で再会した。女は前夫と離婚していた。

何度か会ううちに焼け木杭に火がつき恋人関係を再会。やがて再婚。

ところが女が数年も経たない間に不治の病にかかり帰らぬ人に。

男は女の最期を看取った・・・・・


一見美談だが女と再会した当時は男はリタイアの既婚者で、不倫のあげくに長年連れ添ってきた奥さんを捨てている。

もう老年に差し掛かって終わりが見えている人生なら、人生で一番好きな人と過ごしたいと主張したらしい。

奥さんは何度も考え直してと泣いたらしいけど、自分の意志を押し通して別居してしまった。

金を払えばいいんだろうと半ば無理やり離婚してしまった。

男と奥さんの娘は当然激怒して、もう私らと暮らそうと奥さんを引き取り、幸いお婿さんともうまくいっているそうだ。

ところが運命の相手(笑)を亡くした男は一人ぼっちの老人になった我が身に愕然として、元妻に会いに娘宅に押し掛けてくる。

「俺が間違っていた」みたいな哀れっぽい手紙もメールもばんばん寄越す。

運命の相手(笑)がいつの間にか過ちになってるのもすごいですね。

娘が頑張ってブロックし、現在旦那の転勤に合わせて家族で引っ越す計画をたてているそうだ。


私の叔父と叔母の話だけど焼け木杭って怖いなと思った(小並感)

貧乏ってわけでもないんだし、寂しいなら商売女でも買えばいいのにそうしない。

愛はなくても金目当ての世話はしてくれるんじゃないだろうか。

神経がわからないのは私の兄で「叔母さんには叔父さんを許してあげてほしい。たった一度の過ちで長く連れ添ってきた家族をなくすなんて気の毒だし、娘さんもあまりに情がない」と言ったことだ。

私が「最初に捨てたのは叔父さんの方なんだよ?なんで辛酸舐めた叔母さんばかりがまた苦しんで許さなきゃいけないの?自分の彼女に同じことされたら許せるの?情がないのはあんただろう」と言っても未だにグチグチと言っている。

兄は着てはもらえぬセーターを寒さこらえて編んでますってタイプの女の存在を未だに信じたいんだろうか。

女は一度見切りを付けたらそんな無駄な投資ははしない。毛糸代と時間の無駄。

代わりに自分のための新しい服を買い、新しい人生を探しに行くものです。