元々金持ちだった我が家が闇金に崩壊させられかけた話

とりあえず最初に親父が闇金と関わりだした話から始める

家は元々金持ちだったんだけど、不況の影響で親父が働いてた会社が潰れかけて、希望退職者を募り始めた

40越えての退職、まともな職なんか当然付けず、安月給の仕事とバイトを掛け持ちして生活費を稼いでたんだが…

2ヶ月程前に親父がバイト先に来るお客さんと仲良くなったと話してた

その客がこれから我が家を壊すきっかけとなった闇金業者

仲良くなったと聞いた次の日くらいだったかな?

ちょっとうろ覚えで申し訳ないが、その人と飲みに行くと親父が言い出した

そのときはまだ家族は闇金業者だと知らなかったので、普通に行ってらっしゃいって感じだったんだ

ただ、飲みに行った親父が一向に帰って来なかった

明日も親父は朝早いのに、2時過ぎても帰ってこなくて心配してたら兄貴の携帯に親父から電話がかかってきた

飲み過ぎて歩けないとのことで、兄貴がすぐに迎え行った

その日はもう遅いから後日話を聞く事に


そして次の日

話を親父から詳しく聞くと相手は闇金業者、帰ろうとしても飲まされた、仕事を持ちかけられた、という話を聞いて、家族全員でそんな奴と関わるな!と説得したんだが、何故か大丈夫とか訳の分からない事を言い出す親父

大丈夫なわけがないだろ!と俺と母さんが説得してる時、兄貴が「もういいほっとけ、時間の無駄」と

ほっとけないけど、確かに聞く耳を持ってはくれそうになかった

当分様子を見るという事でその場は収まった


それから親父は度々闇金業者と飲みに行ったり家に居る時も常にといってもいいくらいその人と電話してた

たまに会話が聞こえてきて「すみません」と謝罪してるのを聞いて仲良いのかと不信感を抱き始めた

寝れてるのか、体壊したりしてないのかといつも不安だったまま1ヶ月が過ぎた

親父が闇金業者と出会って1ヶ月、電話での会話が不自然になってきた

最初の頃は笑い声とかも聞こえてて大丈夫なのかなと思ってたけど、その頃には電話してても親父の笑い声は聞こえず返事と謝罪の声ばかり聞こえるようになった

兄貴に相談してみたら「お前はなにも心配するな」と言われ追い出される


それから数日後

親父から「ヤバい事になるかも知れない、もしかしたら引っ越す事になるかも」と伝えられた

ヤバい事がなんなのか、引っ越す理由は?と聞いても「言えない」しか返事をしない

ふざけるな!と怒鳴ろうとした時に、兄貴が親父をボッコボコにしだした

顔は殴ってなかったし、手加減はしてたっぽい

そのお陰で親父はすんなり事情を説明してくれた

借りた覚えはないのに30万円親父は借りた事になってたらしい

その返済手段に勧められた仕事が闇金業者が持ってる店で働いてその給料から払うとかそんな感じだった

断ると家族に迷惑かけるぞ?と脅され延ばし延ばしにしてたけど、期日がこの話を聞いた4日後、当然警察に連絡する事になればいいんだが、親父が「それだけは困る、頼むから警察には連絡しないでくれ」と言い出した

闇金業者と2人であってる時にかなり脅されてたんだと思う

兄貴は「警察に連絡しない、その代わり俺に全部話せ、お前と母さんは黙ってろ」と言って親父に事細かに話を聞いてた

俺と母さんはこれから家が崩壊したらどうするかを話してた

そんな話をしてる時に親父の携帯に電話がかかってきた

勿論闇金業者から

親父は電話にでてすぐ謝り続けてた

情け無いし、親父のそんな姿を見るのが辛くて部屋に逃げて数分したら兄貴の怒鳴り声が聞こえてきた

様子を見に行ったら何故か闇金業者と兄貴が電話をしてる

母さんに話を聞いたら、親父から携帯奪い取って借金30万円がどういう事か問い詰めだしたらしい

最初はお互い普通に話してたらのに、途中で相手が離れてても聞こえる声で「早く返せ!!」と怒鳴りだして兄貴がキレる

会話の流れで今から闇金業者が家に来る事になって震えが止まらなかった

電話を切った後、兄貴から「一人で話つけるからお前ら家に居ろ」と言われて俺と両親は隠れてる事になった

正直親父は行けよと思ったが怯えてる姿を見たら行けとは言えなかった


それから30分もしないうちに親父の携帯に電話がかかってきて「着いた」と

兄貴が出て行き、急いで自分の部屋に戻って窓から外を見てたら既に胸ぐらを掴み合ってた

怖くなって隠れてしまい、ずっと震えて祈ってた

一時間くらい経った頃、兄貴が帰ってきた

兄貴は目の下にアザが一つ出来てた

帰って早々に「何も心配しなくていい、もう終わった」と言い、ちょっと説明してくれた

「金を貸したという証拠を出すように言ったら何も証拠が無かった、借りてない金は返せない」と言い続けた

単純に弱気な親父なら脅せば何とかなると思ってたらしい

この日をさかいに一切電話がかかってこなくなり、バイト場にも来なくなったと親父が喜んでました