明るい話をば

ある夏の夜に駅のロータリーでスマホいじってたら、「アア、ソレハ、心中オ察シ シマス。ハイ。」ってすごく丁寧なカタコトの日本語が聞こえて来た。

どうやら外国人ビジネスマンが従業員へのクレームに応対しているような内容だったんだけど

外「ソウデスネ、インド人、ソウイウ所 アリマスカラ」

私「(めっちゃ見たい…見たい…けど耐えろ自分…)」

外「時間、マモラナイ?飛行機モ?ハイ。」

外「サヨウ デスカ。デモ デスネ、」

外「インドデハ ヨク アルコト。」

私「!!!」

ネタとしては何度も目にした、でも誰も実際に耳にした事はないであろうあのくだり。

我慢できず隣を見ると、上質なグレーのスーツを纏い、何やら細かいそうめんにカレー粉をまぶしたような物をかっ込みつつ肩と耳で器用に携帯を挟み電話しているガンジーが!

もうね、もうガンジーガン見。

電話を終えたガンジーに勇気を出して話し掛けた。

私「あの、それ、何食べてるんですか?」

ガンジーちょっとびっくりしつつ

ガ「コレネ、”ビリヤニ”ッテイウ インドノ家庭料理。…タ、食ベル?」

私「いや いいですwww」

ガ「デスヨネーwwwテイウカ僕、アト5分デ コノバス乗ラナキャ ヤバインダケド 絶対無理ダヨネーwww」(←ビリヤニ大量に残ってる)

私「やばいですねwお忙しい所すみません、道中お気を付けて。」

ガ「アリガトー!」

ほんの数分の国際交流だったけど、日本に居ながら自国イズムを全く変えないインド人に衝撃を受けた。

んで帰ってヤマトの味カレー食いながら踊るマハラジャ借りて観た。

立派なインド人ファンになりました。