以前勤めてた会社で、同僚同士で不倫した人たちがいて、男性側の奥さんが会社に興信所の調査書を持って凸してきた

社内の風紀を乱したという理由で2人を懲戒解雇するように言ってきたので、その場で顧問弁護士呼んで対応してもらった

興信所の調査を見る限り勤務時間外の不貞行為だったので、懲戒解雇の理由には弱いと顧問弁護士がばっさり

実際社内で2人が不倫してたことを知っていた人は誰もいなくて(知ってても黙ってただけだろうけど)風紀を乱したという理由も弱く、会社から退職を推奨するのがよいと結論付けた

奥さんが納得してくれなくて大変だったけど、顧問弁護士が「依願退職なら退職金が出るからそれを慰謝料として取ればいい、自分の知り合いの弁護士を紹介しますよ」と言ったら引き下がってくれた

と思ったけどやっぱり納得してくれなくて、奥さんが会社の周囲や最寄り駅でビラを配り始めた

不倫した2人の顔写真と会社名をでかでかと印刷して「○○社は不倫する人間を守るような会社です」って書いてあってビビった

顧問弁護士から奥さんに警告してもらったけどやめてくれなくて、むしろ広範囲に貼り出したりしたから、しかたなく奥さんを名誉毀損で訴えることになった

それに便乗したのか、不倫した2人も名誉毀損で奥さんを訴えた

会社とは裁判が始まる前に条件付で示談が成立したけど、不倫した2名とはそのまま裁判になった

同時並行で奥さんと同僚が調停→裁判して離婚したと聞いた


2年くらいして奥さんがいきなり会社に凸してきて色々話していったんだけど

・裁判で離婚して財産分与のほかに慰謝料を取ったけど、子供なしで結婚生活半年だと雀の涙だった

・名誉毀損の裁判で負けてわずかだけど慰謝料を支払った

・しかし結局弁護士費用でマイナスになった

・やりすぎだと近所で冷たい目で見られて地元にいられない

・転居費用が捻出できないから会社の責任ということでなんとかしてくれないか

最初のうちはかわいそうだと思って聞いてたけど最後ははぁ?だった

社員のプライベートまで管理できないし、そこで不倫してたとしても会社としてはどうしようもない

2人とも別々の部署で勤務中に接点がまったくなく、会社の管理責任なんてないって話だし

というかすでに2年前に退職推奨したのを受けて2人とも自主退社してるし、そのときに2人には規程どおりの退職金を支払ってるし・・・

3時間ほど延々と泣き続けられて、その後もたびたび凸されて、気の毒だけど対応するこちらも大変だった


あ、なんか時系列が変になってた

離婚調停→不調→ビラ配布→最初の警告→いったん止む→裁判→ビラ再開→離婚→再度警告
って感じ