息子が幼稚園の時の話。


私は幼い頃、鼻血を出しやすいたちで、暑くてのぼせる→鼻血、寒くて鼻水出しまくり→鼻血、ちょっとした衝撃→鼻血、と、とにかく毎週のように鼻血を出していた。


一回出してしまうと、くせになるのか日に何度も連続で出てしまう。幼少時の思い出は鼻血とともにあった。


耳鼻科系統が弱くてずっと病院通いしてたせいもあるかも。


中学生になる頃には鼻血は収まった。


夫もそこまではいかないものの、よく鼻血を出してたそうで、そんな二人から生まれた息子は鼻血サラブレッドだった。


やはりかなり幼いうちから鼻血をよく出した。


耳鼻科にも連れていったのだが「鼻の粘膜が薄くて鼻血を出しやすい、粘膜を焼いて出しづらくする方法もあるが、痛いから小さな子には可哀想」と言われ結局様子を見ることにしていた。



そんなある日、息子が顔を下に向けてちゃぶ台を覗き込むような体勢を取っていた。


何してるのかな?と後ろから近付くと、息子が大きく口を開けて思い切り血を吐いていた。ちゃぶ台には既に30センチ四方の血だまり。


びっくりして叫んだ。病院!病院!とパニックになっていると、息子がけろりと「あー、鼻血いっぱい出ると口からも出てくるんだ。汚さないようにちゃぶ台に向かって吐いてた」。


確かに服にもちゃぶ台の下の畳にも血は一滴もついてなかった。息子はどや顔。


幼稚園でも一回大量に血を吐いたらしくて、新任の先生がパニックになったそうだ。


私は息子の吐血現場をその時初めて見たのだが、幼稚園では何回かやったらしい。


幼稚園の先生は息子の鼻血に慣れ過ぎたのか、そんな報告初めてだった。


一応病院に連れてったが「あーよくありますよ」と事も無げに言われた。


毎週のように鼻血を見ていたエキスパートの私でさえ、あんなに大量の鼻血を口から出すのは初めて見た。


物凄い衝撃だった。


口と鼻は繋がっているというのを、当時の息子は知らなかっただろうけど、実体験で経験していたのだなと思った。



今、息子は高校生。もう鼻血は年に二回レベル。


小学生まではたまに鼻血で吐血していた。


中学生位で「口から血を吐く=吐血」が凄く危ない事と理解して、あの時の私の慌てぶりの意味が分かったらしい。


しかしあの日の吐血は今でも鮮明に思い出せる程衝撃だった。