なんかの二時間サスペンスのCMで似たシーンを見て記憶のふたが開いた


誰かに聞いて欲しいけどリアルでは言えないから書くわ


※死人注意


幼稚園の頃だと思うけど、両親と観光地に出掛けた


高い位置に橋が架かっている谷で、谷の側面から川近くまで遊歩道で下りられる感じの場所だったと思う


遊歩道を一番下までおりて、はしゃいで水面を見たりしてた時、ふと頭上の橋を見上げたら人影があった


遠くてよくわからなかったけど、たぶんおじさんだったと思う


向こうも私がこっちを見たのに気付いて、大きく手を振った


私は嬉しくなって手を振り返した


そしたらそのままおじさんは橋から落ちた、頭が下になってひゅーんと


驚いて、大興奮で両親に報告したと思う


なんか、落下で人が死ぬって認識がその頃の私にはたぶんなかった


跳び箱の上から飛び降りるのかっこいー、もっと高いとこから飛び降りたかっこいー!みたいな気持ちだったとうっすら記憶している


なのに両親の顔が一瞬でみたことない異様な表情になったのが怖かった


その後お巡りさん?警備員?に色々聞かれてしどろもどろに答えたあと、「手を振ってもらえて楽しかったね、よかったねー」みたいなことを言われた


それで私は悪いことじゃなかったっぽい?ってほっとした


そんでたぶんそのまま忘れてた


急に思いだすと同時に気付いたんだけど、あの時、頭から落ちたってことは自殺じゃなかったかもしれないなって…


飛び込むなら足からにならないかな?


もしかしてあのおじさんは私に手を振ったせいで誤って転落してしまったのかもしれない


誰にも言えない


怖くて両親にも確かめられない