私の生まれ育った家の隣に、同い年の女子A子がいた。 

こいつがわがままで嘘つきでうぬぼれが強くて要するに嫌な奴。 

  

私のものを気に入って「これちょうだい」とねだり 

断ると大泣きして家に帰って母親にあることないこと告げ口し 

A子母親がうちの母親に苦情を言いに来る。 

  

それでも小さい頃はなんだかんだでお互いの家に遊びに行ったりしていたが 

年齢が上がるにつれてそういうこともなくなっていった。 

  

しかし学校では私の事やうちの話をないことないこと言い触らし、 

そのたびにその話を聞いたA子と共通の友人が興味しんしんで 

「私子って昔〇〇で××だったんだって?」 

「私子のお母さんって▲▲したんだって?」 

と聞いてきてうんざりした(今考えるとこの友人もアレだが)。 

私のちょっとした言動を大げさにして私を悪者にするのは日常茶飯事だった。 

  

私は大学進学で遠く離れた地に行き、そこで就職。 

両親は亡くなり、家はたまに帰郷する際に泊まるだけの場所となった。 

A子は東京に出て就職したが色々あって地元に戻り、 

一人娘なので婿を取り実家で暮らしている。 

  

さて、新しく作られる道路が私の家の敷地にかかることになった。 

家は取り壊すことになった。 

で、道路にかからない半分ほどの土地が余った。 

その土地をA子が「売って欲しい」と言ってきた。 

  

もう生活の基盤はこっちにあるし、地元に戻る可能性は多分無い。 

土地も大して広くないし、今後価値が上がるとも思えない。 

売っても良かったのだが、断った。 

断って土地の周囲をフェンスで囲い、A子家から見える面に「私有地」と看板をつけた。 

  

A子とは売買の話の時以来顔を合わせていないが 

「評価額以上の値段を吹っかけてきたので抗議したら 

『それくらいも払えないの?貧乏人』と言われた」と 

地元の友人たちに言い触らしているらしい。 

  

子供の頃とやる事が全く変わっていなくて笑った。 

私はもう墓参りの時くらいしか帰らないのでどうでもいい。