20世紀末の話だけど投下。

その時私は4歳年下の彼(旦那)と結婚する為に彼の実家に挨拶に行ったのだが、休日も部活で学校の彼のお姉さんは居なかったが彼の両親の前で挨拶をした。

その内話は家に所狭しと飾られた賞状やトロフィーの話に。

彼の実家は話には聞いていたが想像を超える超体育会系のスポーツ一家。

舅は某名門野球部のレギュラーとして甲子園まで行った人。

姑はソフトテニスのダブルスで全国入賞した選手。

義姉(私より2つ年下)はバレーボールでインターハイ、インカレに出場も実業団への入団を断った体育教師。

そんな旦那も元甲子園球児。

その上義実家はみな身長が高く一番小さいお母様でも170超え。

私は元バレー部なだけでごく一般的な会社員、身長も153センチ。

お父様からは

「こんなに背が低いなんて、バレー部では試合に出してもらえなかったでしょ?」

と聞かれる始末。

彼も

「レギュラーだったとか言って写真見たけどあれ絶対合成写真だよ」

と同調してきた。

そんな時、学校の部活終わりのお姉さん帰宅。

私の顔を見て

「あれっ!?△高校の○○さん!?」

となぜか私を知っていた。


彼のお姉さんとは高校の時にバレーボールの大会で対戦した事があったのだ。

私が3年の時、お姉さんは名門バレー部の1年生にしてエースアタッカーだったのだが結果はフルセットのデュースの末、私のチームが勝ったのだが、私は試合に集中し過ぎて相手選手の顔をあまり覚えていなかった。

お姉さんは続けて

「この人凄いんだよ!どこに打たれても拾う凄いリベロだったんだよ!」

となぜか私の良さを大げさに話し始めた。

彼が

「じゃあこの写真はまさか合成じゃないの?」

と聞くとお姉さんは激怒して

「合成のわけないでしょ!私生で見たんだから!」

と言ってくれた。

義父が

「それにしてもどんなに小さくてもバレーボールやってる女は170は無いと、150台の選手を使って全日本のバレーみたいにオリンピックを逃す・・・」

という事を言い始めたのでお姉さんは立て続けに

「お父さんも『生まれてくる孫にも甲子園に行かせる!』とか言って体格に恵まれていない人とか文化系の人を全否定しない方がいいよ」

とも言ってくれた。

低身長の人間としてはスッキリしたがその12年後、義父が全否定した「150台の選手」がオリンピックで銅メダルを取って義父の言った事が間違いだった事が証明された時はもっとスッキリした。