4年前に卒業した大学の教授。

その大学はJR線でしか行けず、そのJR線が止まったらまず辿り着けない、近くまで行けるバスも無い。

そんな環境なのに教授の口癖は「いかなる理由があろうと休講、遅刻は認めない」。

これがあまりにも徹底されてて、電車の遅延や運行中止も認めない、台風も認めない、地震も認めない。

例えば大型の台風が来て、電車も本数がかなり減った徐行運転の日、例えば、311の日、休講を認めず授業を敢行した。

311の10分後に授業敢行してたのはまさにキチガイだった。大学側は建物からの退避を進言してたのに、だ。

この教授はかなり立場が上の人で、副学長に並ぶ権威を持ってたせいか、事務方もあまり強くは言えず…結局休講は一度も認められなかった。

で、こんだけ休講を認めない理由は。

「大切な授業に出たいという気持ちがあるならなんだってするはず、私は電車は信用しない、車で朝4時に家を出る。遅刻なんてものは本来存在しないものだ、為せば成る、授業に出るだなんて誰にでもできることだ」

ちなみに、震災の翌日の(本来なら)土曜半ドンの日、校舎が安全性の確保のために閉鎖されてなければ授業やる気だったらしい。