10年ほど前の神経わからん話と最近の神経わからん話


私はアレルギー持ちなので人様から頂いた食べ物はけして口にしない


二十歳成り立てのときにバイトしてた先で、34歳の男性がよく来店していた


その男性は韓国人で、日本語と英語と韓国語がペラペラ


テレビ局に勤めていて、高そうな車を乗ってることを自慢していた


赤いスポーツカーのような形でダンボールをカッコよくした名前だった


私のバイト先は絵の展示と販売をしているアトリエで、私は受付


なのでこの男性は絵が好きなのかな、程度にしか捉えてなかった


その男性は頻繁に差し入れのケーキを持ってきてくれたんだけど、私は「この人本当に先生の絵が好きだな」と全部そのまま先生に渡していた


中身は大抵いくつかのケーキで、原材料も調べようがなかったし、私は一切触れないようにしていた


先生がいないときは私が先生の感想を伝えてお礼を言っていた



一年ほどしたある日、男性から「そろそろ俺の気持ちに答えてほしい」と言われた


なんの事かわからずにいると、一年間通いつめてケーキを貢いだんだから、その見返りにデートくらいしてくれてもいいじゃないかと言われた


怖くなって「少しお待ちください」と裏へひっこみ、先生の奥さんのところへ相談した


奥さんはすぐに私の代わりに出てくれて、男性に対応してくれた


男性を追い返した後、私にも怖い思いをさせて悪かったと謝ってくれた



それからしばらく、大学の方にまで男性のストーカー被害があった


警察にも相談したし、友達にも事情を説明して協力してもらった


ところが何人かから「一年間も貢がせたんだからデートくらいしてやれ」


「相手にはそのくらいの権利はある」


「韓国の男性なんて最高じゃん(冬ソナ等の韓流ブームだった)」と言われた


私は貢がせた覚えなんて無いし、一方的に物を送りつけたら相手を意のままにしていいなんていう、私の人格や尊厳を無視した意見に心底腹が立った


そこで友人関係を一度整理した



その後何年かして、私は結婚


さらに数年後、夫と日帰り旅行に行った先で、大学時代の友達たちと関係を切った元友達たちの数人の同窓会現場に偶然鉢合わせした


友達みんなが懐かしがってくれて、夫が話しておいでというので、私も友達らと近況など少し立ち話した


その後お互い時間もあるし、電車の時間まで夫を紹介してと言われたので、全員で喫茶店に入ったんだけど


その際、元友達が夫にアトリエで起きたストーカー事件を面白おかしく話しだした


「この子、バイト先に通いつめた男性に一年間も貢がせたくせに、デートすらさせなかったのよ」


一人の友達がキレ気味に止めてくれたけど、元友達は「夫さんもこの子に愛情をかけても裏切られるだけかもよ」と言い放った


夫とは高校時代からの知り合いで、大学は違ったけどストーカーのときも相談してた


だから夫が誰よりも怒って元友達の言い分を否定してくれた


だけど元友達は「図星だから躍起になって否定するんでしょ」と譲らず


結局夫が席を立って、私も夫を追う形で皆とは別れた


今回の件で夫は私に謝ってきたけど、私も元友達がいる限り、あのグループにはもう関われないから気に病まないで


私も嫌な思いさせてごめんねと謝って、旅行最後の嫌な思い出はお互いに忘れることにした


10年近くたってもまだストーカーの件であんなことを言う元友達の神経がわからない