私は都内で働く30代前半のOL(既婚)

先日同期入社の女子6人で久しぶりに会った時の話。

現役で会社に残ってるのは私ともう一人の同期だけ

転職して他の会社で働いてるのが2人

1人は寿退社で言育児に奮闘中

もう一人、寿退社して飛行機の距離に嫁いだA子がいた。

A子が旦那さんの出張にくっついて、久々に東京に来ることになったので招集かけて数年ぶりに同期の仲良し6人で会うことになった。

お互いの近況報告をし、懐かしい話をして会話に花が咲くどころか咲き乱れて大盛り上がりの中、独身のB子(他の会社に転職済み)が言った

「みんなに会わせたい人を呼んでるんだけど、同席させてもいい?」

「なになに?まさか結婚するの?」

「内緒。」

「彼氏さん?ねえ!彼氏さんに会わせてくれるの?」

「内緒・・。」

その人がお店の近くまで来たから迎えに行くとB子は席を立った。

残った5人はナチュラルに

男性登場→結婚の報告→おめでと~!

の展開になると思ってた。


B子が連れてきたのはなんと同世代の女性だった

その女性、若干キョドッてる。

「同じ大学だった佐藤さん(仮名)です!」

「・・・・佐藤です。」

B子が私達を順番に紹介した

こっちも佐藤さんとの関係を聞いた。

強烈なカミングアウトでB子と付き合ってるとか一緒に住んでるとかではなさそうだった。(B子が佐藤さんに久しぶり~と言ってたので)

佐藤さんも場違いなことに気付いてオドオドしてるし、共通の話題も全くないし微妙な空気を察して佐藤さんはトイレに席を立った。

B子に佐藤さんはどういう人なのかを聞いても「大学の同級生で大阪から久々に出てきた。」

私達に会わせた用件を聞いても「別に。彼女も今日東京に来たからご飯食べようと思って。」

飛行機の距離のA子が久々に東京に来る

みんなで集まろう

佐藤さんが久々に大阪から状況する

集まらなきゃ!

私達同期会の席に同席させる理由が皆無で、全くの謎理論だった。


B子も含めて6人共、大阪の知識があまりなくて

「大阪のどこに住んでるんですか?」

「・・・○○市です。」

「・・・へぇ~、そうなんですね。」

「USJとかよく行きます?」

「・・・近いですけど、そんなに頻繁には・・。」

「・・・そうですよね~。」

という感じの微妙に落ち着かない会話を1時間半もした

会話したというか、沈黙がかなり多かった。

こっちもぶっちゃけ迷惑だけど、佐藤さんも本当に気の毒で可哀想だった。

同期で楽しく盛り上がったトークはたった20分で佐藤さんが登場して終わってしまったので、一次会を終わらせて二次会にカフェでも行こうと思ったら

子供のいる1人は帰ると言うし、A子は別行動してた旦那さんの飲み会が終わって一緒にホテルに帰らなきゃいけないと言うし

退職して他の会社に行った1人は微妙に家が遠くてローカルな電車の終電があるので帰ることに。

B子は佐藤さんと2人でファミレス行くというので、残ったのは私と今でも同じ部署で毎日顔を合わせてる同僚だけになった。

私達は2人でよく会社帰りに飲みに行ってるので「また近々会社の帰りに」となって結局一次会のお店の前で全員解散となった。

B子は満面の笑みで「みんなともっと話したかったけど、佐藤さんと二次会するからごめんね!」と去って行った。

佐藤さんは何度も振り返って申し訳なさそうに私達にお辞儀をしてた。


せっかく懐かしいメンバーで久しぶりに集まったのに、無関係の人を勝手に呼んでせっかくの会をぶち壊したのに自覚のないB子にカチムカ。