当時小学生の自分にとっては修羅場だった話。

友だちAとわたしで自転車に乗って20分くらいの公園に遊びに行った。
公園には偶然ほかの友だちもいて、いっしょに遊ぶことになった。

で、わたしは自転車の鍵を持っておけるようなポケットとかがなんにもなかったので、
Aに預けてあそんだ。
遊んでるうちにグループができて、わたしとAは別々に遊んでた。

そして夕方になってさあ帰るか、ってなって、
Aから鍵をかえしてもらおうとするが、Aの姿が見えない。

あとでわかったことだけど、Aたちのグループは別の公園で遊んでたらしい。
だけどそのときのわたしはそんなこと知らないから、ひとまずどうやって帰ろうか悩んだ。

結果、鍵がかかってる後輪部分を持ち上げて、地道に押して帰ろうとした。
だだっ広い田園地帯を苦労しながら歩いてたら、
田んぼをはさんだ向こう側に一台のパトカーがはしってるのがみえた。

なんか事件でもあったのかとか思ってたら、パトカーがわたしに向かってきた。
そしてわたしの目の前に若い警とおっちゃんの警官が出てきて、聞いてきた。
「この自転車どうしたの?」

書き忘れてたけど、当時わたしの自転車はママチャリだった。
同級生のなかではめずらしかったと思う。

びびりながら「友だちに鍵を預けたまま遊んでたら、その友だちがどこかに行ってしまったので、
鍵がかかったまま持って帰ってる途中です」と答えたけど、いま思い出しても不自然な理由だよねw

警官も怪しいって思ったのか、哀れんでくれたのか、
すこし相談したあと「じゃあおじさんたちが家まで押してってあげる」と言ってきた。

ありがたい申し出だったのでお願いしたはいいが、家に近づくごとになんでか泣きそうになった。
なんでか母に怒られてビンタされちゃう!とか、当時の目線が警官の腰くらいの高さで、
そこにちょうど拳銃があってこええ!とか、パニックだった。

やがて家について、出迎えてくれた母に警官は説明してたようだった。
よく覚えてないのは、帰宅直後号泣してよくおぼえてないからw

とりあえずこの件で母から怒られるとこはなかったので、
母なりに自分の気持ちを慮ってくれたんだと思う。
あと鍵はAが当日中に自宅までとどけてくれた。